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【理生小笠原旅行記②】小笠原を仕切り直した我々だったが、小笠原についたとき出迎えてくれたのは台風の強風域だった。当然、前半戦は天気が悪くてあまり楽しめなかった、せっかくの小笠原なのに(涙) まあそんな日々も紛れもなく我々のツアーの一部だから、ここに書き記すよ。








この記事では、小笠原に出発してから2日目までの記録である。

<小笠原0日目(8月2日)>
俺はダイビングに行く時のいつもの荷物(バカ重スーツケースに巨大リュック)にさらに巨大なカメラバッグを持って竹芝に向かった。実は、小笠原のダイビングに合わせて本格派水中カメラを新調していたのだ。お値段ウン十万也(これでも大分値切った)…でもいい写真のためなら出し惜しみはしてられない。

それは置いといて、竹芝に理生の誇る海屋さん3人が集合し、いよいよ小笠原丸のチケットを引き換えた。…乗船手続をしていると、不穏な放送が…。小笠原周辺に熱帯低気圧だと!?この前台風行っちまったばかりじゃねえか!こりゃ、海が荒れるな…。
まあ、後へは引けないので覚悟を決めて乗り込む(↓)。
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船にはこの前の便の客と本来の客が乗り、ごった返していた。荷物だけマットレスの脇に置き、酔い止めを飲んでデッキに出てみると、竹芝の海は静かで天気もよかった。旅立ちには最良の天気である。出航の銅鑼が鳴る。竹芝の見送りは殆どいないようだが、まあいいだろう。
暫くは全員で海を眺める。フジテレビ、レインボーブリッジ、羽田空港につく飛行機、スカイツリー、さらにゲートブリッジにディズニー(マニアプム氏がやけにテンションが上がっていた(笑))と、東京湾最奥部だけでも見どころが沢山あるものだ。
で…ここからが暇である。何せ、10時出航で寝るまで12時間もあるのだ。俺はとりあえず風景写真の撮影を決め込む。横浜のランドマーク、アクアラインの海ほたる、第一海保…東京湾でも面白いものがいくつもある。
船首や船尾方向にも出てみる。船首は大海原が開け、船尾は船の航路がはるか先まで残っている。まだ天気も良い。何とも爽快である。
昼飯を食い、第二の昼飯として酔うまえにカップヌードルを腹に入れ、酔うまえに本を読み、ポケモンをやり、シャワーを浴び…ホントに暇だな、この船(笑)


で、夕焼けの時間になった。大海原に沈む夕日(水平線全て大海原)と言うのは初めて見た。
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(↑)やっぱり感動的なものだ。さらに、反対側のデッキには満月近い月が海に映っていて、“ムーンロード”を作っていた(↓)。美しいね、まったく。
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ただ…このころから不穏な雲が出て、船の揺れも出てきていた。3人で夕飯を食ったのだが、予想通り酔ってあまり入らず。
船内の天気図を見ると、本当に父島の近辺に大きな目玉模様が迫っていた。これ、明日は着くまでが地獄だろうな…。



<小笠原1日目(8月3日)>
… ギ ャ ー ッ ! ! !
朝から不快な目覚めである。俺のバカ重スーツケースが船の揺れによって頭の上に倒れてきたのだ。なるべく長く寝るつもりだったのに、6時半に目が覚めてしまった。
…揺れてる。物凄く揺れている。猛烈に気分が悪い。この調子じゃ酔い止めすら(水が入らないから)飲めない。顔をあげることすらできない。
ここからはひたすら酔いとの戦いだった。小笠原到着が11時半。5時間も寝転がって、ひたすら死にかける。仰向けだと腰が痛くなるし、横向きだと気分が悪いし…。船は揺れに揺れ、船室は軋み、時々フリーフォール(!)し…。そのたびにマットレス(これがまたよく滑るんだよな…)ごと客が上下する。乗船人数が多いので、2等船室は難民船状態。おまけに上も下もガキだったから、滑ってきたガキに頭を蹴られ、余計気分が悪くなり…。
最近の人生の中では最も辛い午前中を過ごしたのだった(涙)

…ようやく揺れが収まって、小笠原到着のアナウンスが流れた。しかし同時に、希望を打ち砕くアナウンスが(↓)…。
「ただいまの小笠原の天候は台風の影響で暴風雨となっております。」
…orz
初めて見る小笠原の出迎え風景は、暴風雨の中だった。カメラが壊れるので撮影もできない。ああ、悔しいなあ…。
でも、父島ペンションの方は暖かく出迎えてくれ、宿まで送迎していただいた。宿はよさそうな佇まいだが、いかんせん暴風雨の中、良く見えない(涙) とりあえず部屋に避難し、暴風雨がやむまで雨宿りした。
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↑天気がいいとこんな感じ。

昼は散策を兼ね、雨のやみ間を狙って海遊(中華料理屋)へ。アカバラーメン(↓)を食ってみた。
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アカバはアカハタの別名であり、島の高級食材である。魚介味の塩ラーメンに合い、とても滋味である。彼女らの話によると、俺は骨から丁寧に身を外して食うのが上手いのだそうだ。そりゃ、魚を食ってこその海屋ですから(笑)
で、レインコートを着込んでとりあえず散策へ。まず、これから世話になるディープブルーさんを訪ね、ダイビングの日程調整(体験ダイビングが1日目の予定になっていたのだが、もう少しずらした方が良いのではないか、など)をするとともに、観光名所を聞く。やはり小笠原水産センターが水族館になっているのだそうだ。しかも、その隣のトビウオ桟橋では、なんと小笠原名物シロワニが 陸 上 か ら 見られるそうなのだ。さすが小笠原、規格外である!

で、3人で水産センターに行ってみる。水族館と立派に表示があるので、ここが俺の56館目の水族館になるのだ!こんな暴風雨の日でも収穫があるものである。水族館自体は大したことはないが、ツチホゼリの餌付けショーアカイセエビの種分化の解説(アカイセエビはカノコイセエビから最近種が分かれたそうだ)など、地元を生かした展示が光る。
トビウオ桟橋はいかにも何かいそうな雰囲気だったが、水が濁っていて何も見えない…。これは翌日以降に持ち越すことにした。
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↑ツチホゼリ。
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↑アカイセエビ。

で、父ペンに戻って、島の食材を使った豪華夕飯である。この日はマグロの兜煮や島筍が出た。飯を食いながら、父ペンの親仁さんの話を聞く。こんなに台風が連続して来るのは珍しいそうである。なぜによりにもよって我々が行く時にorz
ついでに、俺に小笠原の情報をいろいろ聞かせてくれた生物五輪のサラ氏の話題も出しておいた。父ペンの親仁さんも覚えていたらしい。今度小笠原を案内してもらいたいもんだ。

夜は小笠原の到着祝いとして厳かなティータイムを3人で。昔の話で盛り上がる(←何歳だよw) ポートロイド(系列の宿)に泊まっていた人も庭で酒盛りをしていて、宿の犬(キャンディ)と遊んでいる。うちの犬好きすずこも庭で遊んでいた。俺はテラスで雲の切れ間から出た満月を撮影していた。そんな風にして、静かに夜が更けていった。



<小笠原2日目(8月4日)>
朝、まだ空は曇っている。しかし、雨は降っていない。今日はシュノーケリングに出られるのではないか!
ただし、天気が悪いので、ちょっとでも好転するのを待つ。ということで、暇つぶしに小笠原市街の高台、大神山神社に登ってみた。一気に石段を駆け上がり(体力トレーニング(笑))、神社の境内へ。展望台から見てみると…おお!良い眺めだ!父島ペンションをはじめとした小笠原の市街が見渡せる。その後、山頂の別の展望台にも登頂。ここまで来ると、二見湾が一望できた。
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そうこうしているうちに、遂に青空がのぞき始めた!父島ペンションに帰って2人を呼び、父ペンの親仁さんのおススメである製氷海岸に行ってみた。バスの時刻も遠いので、30分ばかし歩いてたどり着いたのは…何とも汚い海岸。果たしてこんな所なのか!?まあこんな所でも、とにかく海を見ると海の男の血が騒ぐ。ウエットスーツを着込み、例の本格カメラ(今回は試し撮りのつもり)をもって早速エントリー!
…水が抹茶のようだな。前がほとんど見えない。仕方ないので、手探りで進んでいくと…いきなり視界がスコーン!と抜けた。目の前には、スギノキミドリイシ(エダサンゴ)の大群落!
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どのぐらい凄いかと言えば、海底がすべてサンゴで、足をつく場所が一切ないほどなのだ!サンゴの間には、よく見るものから見慣れないものまで色とりどりの熱帯魚。沖縄とは違ってサンゴが一種だけしかも超高密度だから、迫力がすごい。
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ひとしきり沖の方にサンゴのエッジを通っていくと…お!!サメだーっ!!いきなり1m級のサメに遭遇。鰭の先が白いから、おそらくホワイトチップ(ネムリブカ)だな!水深1m程度の所で、いきなり中型のサメに遭遇してしまうのが小笠原クオリティーである。
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その他に、ガンガゼの大群落を見つけたり(ここでテンションが上がるのは恐らく俺ぐらいだろう(笑))、多種の魚や無脊椎を写真に収めたり。さすが高性能カメラ、実にいい写真が撮れる!満足してエキジット。
ただし…上がると大雨。熱帯低気圧め…。結局3人で濡れながら、父ペンまで歩いて帰ったとさ。

午後になってようやく雨も上がったので、俺らはサメバーガーを食しにハートロックへ。サメは…大して印象に残る味じゃなかったな(←ってのも難だけど(笑))
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で、2人が寝に入ってしまったようなので、俺は一人で外へ。本当は港近くの青灯台でシュノーケリングをする予定だったのだが…波が打ち付けていて、エントリーできるコンディションではない(涙) 仕方ないので、小笠原市街を回ることにした。
昨日ダイビングショップの方に「陸上からシロワニ(サメ)を見られるポイントがある」と教えられたことを思い出し、再びトビウオ桟橋へ。…いた!シロワニ!すみだ水族館も小笠原名物として欲したサメに、こんなに簡単に会えてしまうとは!
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しかもシロワニだけでなく、巨大なマダラエイの影も水底に。海面が波立っていて、逆に警戒心もないようだった。いいものを見たぜ!そういえば、桟橋に船で帰ってきたディープブルーのガイドさんに会って話を聞いたところ、この日は二見湾内でハンマーヘッドが見られたのだそう。さすが小笠原。明日からのダイビングが楽しみだ!


で、この日の夜は“明日から余計に天気が悪くなりそう”というショップのおっさんの判断のもと、ナイトツアーへ。しかし…土砂降りじゃねーかよ!!(しかも、小笠原滞在中でこの日の夜が一番天気が悪かったあの親仁め…。)
まあそんな文句を言いつつも、土砂降りの中出発。海岸でスナガニは見られたものの、カメも夜光虫もいない…。オガサワラオオコウモリ民家の樹にぶら下がっているのを発見。グリーンペペ(緑色発光キノコ)も雨なので元気だった。しかし、雨だから俺自慢のカメラが使えない…悔しくてしゃーない(涙)
とまあ、不毛なツアーになりかけていたが、普通のナイトツアーでは行かない戦跡(防空壕)にも少し踏み込めたし、電波望遠鏡(通称“オレンジペペ”という単なる詐欺(笑))いい収穫はあったので、まあいいか。



さて、1・2日目の記録はこんな感じ。さあ、次からは本格ダイビングの記事だよ!
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