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「日本の道路では、本来車を運転しちゃいけないんだよ。免許ってのは、その運転禁止の例外を許す証なんだ」とか教習所の教官は言ってた気がするな。確かに。日本の道路は許しもなしに運転するのは危険すぎる。でも、沖縄をはじめとする生研の合宿では運転しなければならないので、免許を取りに行ったのだ!ここでは免許取得を目指して乗り込んだ車校で、卒業するまでの日々を追う。









8月の12日から27日まで、マティとふくしまと山形の自動車学校(以下、車校)へ行ってきた。
長期にわたり新庄の車校に缶詰にされたので、日記も長いものになるだろうが、まあ半分ほど鬱日記になるだろうから軽いテンションで記すことにする。

8月12日(初日)
山形までの新幹線代が出るので、悠々と新幹線で行ける。贅沢な旅路だ…と思っていた。ところが!
まさかの帰省ラッシュとぶち当たり!
新幹線つばさの自由席は、乗車率130パーセントを超える大混雑!
仕方がないので、自由席の列に俺だけ並び、ふくしまとマティを“さも出かけてたように”列にいれる。いきなりの厚かましい奴w
新幹線内ではふくしまとポケモンをやっていた。

そして新庄駅。ついたら、すでに威勢がいい車校の教官が待っていた。って、休む間もなく連れてかれるのかw
車校までバスで20分。しかも周りは田園風景。このころからだんだんモチベーションが下がり始めてた(←はえーよw)
入校の手続きを済ませ、視力検査。…え゛!?
入校して5分で引っかかった!恐らく視力検査で引っかかったのは車校でも最短記録であろう(爆) 当然テンションガタ落ちである。
さらに、日程を渡されてさらにテンションが落ちる。初日から乗るのか。しかも休みがほぼねえしw

結局この日は初めての車に振り回され、左折で脱輪しまくって「君はこれから苦労するっぺよw」と威勢のいいけど言うことが田舎口調でめんどくさい教官に言われて終わったとさ。もはや夜はやる気を全てそがれたよ(涙)
ただ、寮に紅茶があったのが気に入った。てか、中の設備は全て気に行った。

13日(2日目)
午前中に実車が2コマ入っていた。
この日の教官が個人的に一番大鬼だった。例を挙げると
・車に乗るときに「乗り込む流れは流れるようにやれ!」(←まだ2日目なんですけどw)
「どこむいとるんじゃ!まっすぐ走らんか!」(←まだ2日目なん(ry)
「お前、直線道は当たり前に40キロ出せ!」(←まだ(ry)
「言われたらハイと返事をせんか!」(←こっちが集中してる時に言うな)
…さすがにこっちもキレて、最後に捨て台詞吐いて消えましたよ。ええ。この車校、大丈夫なんかなw

午後は暇だったんで、ボーリングへ。寮のメンツが大分出てきて、みんなで行った。この人たちは大概俺らの先輩なんだな。
そしてボーリングで、なんと!俺がふくしまに初めてスコアで勝った!記念すべき日だね!…相変わらずの破壊力投法だったがw
そのあとはもう一度バスを出してもらい、銭湯へ。湯が熱すぎたw 帰りにアイスを購入。
この日から有線ランケーブルを借り、部屋でネットがやり放題となる。そして廃人生活の始まり(笑)

14日(3日目)
バスの予約法を身に着けたので、教習が終わってすぐバスに飛び乗れるよう用意をした。
午前の学科を終え、昼を食って実車へ。教官が2コマで違うという初めての体験である。この日の教官はどっちも大人しいオッサンだった。まあ、暗かったけどねw

そしてマティとバスに乗り、スポーツジムへ出かけた。これも無料で利用できるのだ!我らはフィットネス愛好家なので、マシンでのトレーニングを好んでいる。楽しかったぜ!(まさかこれが最初で最後の利用になるとは思わなかった…うう(涙))

ちなみにこの日は日曜なので、ケーキバイキングが出た。調子に乗って食ったから、カロリー過剰摂取だ(笑)

15日(4日目)
個人的にこの日の教官が一番ク●教官だった。例を挙げると
・質問に何答えても「たわけ!」としか言わない
日本語が通じない
・質問に文句で返してくる
・運転中に常に隣でぐちぐち言ってる
「東大生はいじめることになってんだよ、へへへw」(←死ね)
こいつに検定は当たりたくないと思って車を降りた(それが十数日後にね…ははは(遠い目))

日程が詰まっていたのでこの日は遊びはない。
ちなみに、この日からマティ・ふくしまとともに教官逆評定(笑)を作り始める。俺の鬼教官率にテンションガタ落ち。日ごろの行いがいいのに何でだ…。

16日(5日目)
大分まっすぐ走れるようになり、脱輪もしなくなった。その走行を1コマ目の教官に褒められる。ようやく優しい教官が来たぜ…。方言がきつすぎて何言ってんのかわからんけど(汗)
と思ったら2限目の教官はひどかった。黙ってるか嫌味言ってるかしかしない。こいつには今後当たりたくねえぜ…。(なにあの複数教習(後述))

この日ぐらいから終了検定(以下、修検)に向けて猛勉強が始まる。ほんとに遊べねえなあ…。

17日(6日目)
修検前日。すでに気がめいっていた。学科で落としたくねえ…と思い、朝からウェブ上で免許問題に取り組む。

この日の教官が個人的に車校の中で一番いい人だ。褒めて伸ばすことを知っている。大分上達した。
見極めもすんなり出してくれて、修検の激励もしてくれる。やる気が出た。…あとは明日鬼が来ないことを祈るまでだ。

景気づけに(ってほどでもないけど)マティとふくしまと銭湯へ。疲れが取れた。ついでにアイスも補充し、明日に向けて気合を入れる。
夕食は名物のイモ煮だった。米沢牛と里芋と玉コンニャクとネギを醤油ベースで似た料理であり、英気を養った。さあ、いよいよ修検だ!たのむ、晴れてくれ…。

18日(7日目)
願いは届かなかった…どころか、今までで一番ひどい土砂降りに。天気に呪われてる、もはや天災だ…。

さすがに修検の日は緊張し通しだ。
大雨の中車に乗り、修検へ。…無難に実技はやりきった。教官も快活な(まだ当たったことない)オッサンだったし、無事合格!
余裕が出たので、教官の“そえじまくん”の読みを“お言葉ですが、あれはふくしまです。”と訂正しといた(あれ?逆だったかな?(笑))
続いて学科。学科もやりきった感はあるが、何せ発表は4時。とたんにグダって相棒を見ながら4時を待った。

修検の合格発表である。所長がなかなか悪戯心のあるオッサンで、俺はいきなり呼ばれて立たされた。…え゛!?まさか…。
「今呼ばれた人は、…(沈黙)…学科満点だ!よくやった!みんなに顔を売っておけ!
心臓に悪いよ、所長w かくして我々はみんな修検に通ったのだ!降りしきる大雨の中、皆で祝福。この雨の中で通ったんだ、何も怖くねえぜ!

しかしたちが悪いことに、ここからさらに実車が。もう2次だから、路上教習である。しかも配車表に書かれたのは逆評定で2人が「鬼」と言っていた年配教官。おまけに時間は5時から。お分かりのように、
鬼教官×初めての路上×出したことのない速度×悪路×雨×夜
=極限の疲労(笑)
その夜は紅茶を飲んで即つぶれてましたw

19日(8日目)
この日から、実車が3コマに。しかも相変わらずの全路上。疲れるぜ…。
しかも教官が3コマとも違った。
おまけに、夜の実車の教官が4日目のあいつ。例のごとく横で常に文句しか言わない。ったく、つくづく教官運が悪いぜ…まあ、あと2コママシな教官だっただけいいとするか。

この夜でついに、長い免許合宿も折り返しを迎える。
あくまで結果的に、ね。この時は卒検受かる気なんぞせんかったし(笑)

20日(9日目)
この日は無難な教官が3コマとも来た気がする。

そして“地元の特性を鑑みた運転”(だったかな?)というカリキュラムで、車校から北に向かった山道をドライブした。山道を進み、パッと開ける田園風景!と言えば!そう、生研の合宿である!
ということで、生研の合宿でドライバーをやるには一番有意義な講習になったかもしれない。この日の教官が一番いい人で良かった、あいつとかあいつとかじゃなくて(笑)

このころで新庄駅前までの(卒検に使われる)道は大体とおったわけだけど、駅前は結構人通りが多くて怖い。県道は飛ばせるし楽なんだけどな…。
あと、いつの間にか60キロに抵抗感がなくなる。慣れって怖い(笑)

21日(10日目)
入校日から毎日毎日続いた実車がようやくない日が来た。
それに合わせてみんなでゆっくり寝て、午後だけ学科の悠々自適な日。

ちなみに、寮での我々の過ごし方は主に
・俺…PC。文章を書いたり、編集したり、動画で相棒見たり、チャットやったり。
・マティ…漫画。合宿中に100冊弱読んだらしい(笑)
・ふくしま…睡眠。多分一日の平均睡眠時間10時間ぐらいいってたんじゃねえかなw
と、3者3様の廃人生活を送っていたのでした(笑)

22日(11日目)
恐怖の7コマの日。
しかも朝の実車で自称大鬼がきやがった。まあ、場内の方向変換だから路上よりはマシか。
…まあ、確かに大鬼だが、的確にポイント教えてくれたので、2日目の某に比べれば大鬼度は低いだろう。

そして学科の後には、初の複数教習が待っていた。さすがに車校も分かっていて、メンバーは俺・マティ・ふくしま。しかし、教官が例の嫌味しか言わないアイツだ…。
という危惧通り、あんまり有意義な複数教習にはならなかったのだよ。複数教習位楽しくやらせてくれ…。

23日(12日目)
複数教習が3コマも続いた。教官が3日目のおとなしい人だったので一安心。
2コマは新庄駅前を回ったが、だんだん新庄祭りの準備が進んでいた。「あの焼きそば屋はうまいんだよ~」とか話してくれた(笑)

もう1コマは高速シュミレーション教習だった。俺はレーシングゲームなんかやったことないから、シュミレーター自体が初経験だったのだが…
 酔 う !
重力感がないから、滅茶苦茶酔う。
まあ、教習の方は俺は無事故で終わったが、マティとふくしまは2度ずつ事故ってた。まあ、あそこまで危険条件まとめたら事故も起こるわなw

で、この日も銭湯へ。教官に「入ってこい!」と言われた電気風呂に入ってきた。アレ、ミョーな気分になるなw

24日(13日目)
複数教習の5コマ目と6コマ目なのだが…おとといの嫌味再来。
うちら全員教官運呪われてるな…。自主経路設計でも、隣で嫌味しかいわんから面白くねえ。

そして3コマ目は教官が変わり、
逆評定全員網羅達成!
この教官は素晴らしかった。見極め前の疑問点をすべて掻っ攫ってくれた。何でこの人に今まであたれなかったんだろう…。
ちなみに、教官20人中、鬼と大鬼が6人。まあ、通常この程度なのかな。

25日(14日目)
漸く来た、1日フリーの日!!
この日は新庄祭りなので、路上ができないのだ。よってお休み。

そして、ついに1日バカンスで新庄祭りに繰り出した!
…といいたいのだが、卒検が気になりすぎて、4時間のうち3時間、歩き回って新庄市内の道をチェックしていた(笑) どこに停止線があるかだとか、どこに路側帯が危険なポイントがあるかとか、どこが一方通行かとか。ポケウォーカーの歩数が25000を超えた。俺らもマジメだなw

そして新庄駅にて、旅行の帰途のたなりゅーと会う。「楽しんでるなw」と言われた。…そんな楽しそうかなw
帰りは最後の銭湯に行き、アイスを買って教習所へ。
しかし!教官表をみてテンションが下がる。
鬼教官6人目!つまりこの教習所の鬼教官コンプリート!おまけに31コマ中鬼教官が15コマ!
…俺そんな呪われるようなことしたかな?(涙)

26日(15日目)
最後の実車教習。鬼教官だと思い、身構えていたがそんなに鬼でもなかった。仏とは言えないけど。
鬼ではあるがなかなかの面白い教官で、「東大生といっても、ビジュアル系の女子はこないねぇ~w」「チャラい女子が多いよなあw」「変な宗教にはまっちゃう女子もいるんでしょ?」…好色家なお方みたいでした。(爆)
そんなこんなで、見極めも終わって、全てのプログラムが完了!
…後は明日の卒検が…あああ(←パニクってる)

27日(最終日)
卒検!
前日に誰が当たるか、3人ぐらいまで絞れるのだが、その中にアイツがいた!
アイツは来るな、アイツは来るな…と呪詛を唱え続ける。
ところが…よりによってアイツが来てしまった(涙)


卒検が始まっても、悪い予想が的中。横でいろいろ言ってくる。卒検の時は教官は黙ってるんじゃねえのかよ(涙)
そんな余計なプレッシャーをかけ続けられた結果、ついにやっちまった!道路工事に突っ込みかけた!
何で卒検の時に限って「初めての黄信号点滅×初めての警官の誘導×初めての道路工事(標識なし)」が重なってやってくるんだよ(怒)
教官にハンドルとられたので、一発終了…。だと(少なくともこの時は)思った。
しかも4人組で俺は最初の受験者なので、ここで俺は別の車で教習所へ強制送還。他の人が終わるまで1時間ほど、教習所の隅でどんよりしていた。

しかし、他の連中が帰ってきて、もう一度お呼び出しがかかる。
後でマティに聞いたら、道路工事は不測の事態なので採点外なのだそうだ。それを、俺が下りた後に教官がにやにやしながらネタばらしし、その後も俺をネタに楽しそうに語っていたらしい。…俺は完全にこの教官に遊ばれてたのか。ああ、腹の虫がおさまらん(怒)
結局教習所内での右バックを完璧にこなし、教官にドヤ顔をして車を降りた。

そして結果は…合格!はれて卒業!漸く監禁から抜け出せる!

飯を食って、いよいよ卒業式である。
アンケートには鬼教官への文句を書きなぐっておきました。書きすぎて裏まで達したw…できれば全員分書きたかったけど、時間が切れたw

新幹線に乗り込み、関東へ帰還!免許合宿は終了!
…じゃないぜ!打ち上げのカラオケオールが待ってるんだよ!(笑)
エンザン氏を加え、4人でカラオケオールを堪能したぜ!ここでコブクロ99曲目まで歌い、あとはクラス合宿での100曲目をまつだけになる。スペースもあるし、カラオケで今まで歌ったコブクロレビューでもやろうかな(笑)

とにかく、あとは運転免許試験場の亀山での学科試験で終わりだ免許よ、待っとれ!
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日本海に浮かぶ佐渡は、とんでもなく生態系が豊かな島だ。少なくとも海はね。海の中には有名なコブダイをはじめとして、多種多様な魚類や無脊椎動物を見ることができる。こんなベストシーズンに海に行かないのは馬鹿らしいので、俺は海屋を救うべく合宿地を海にすることに血のにじむような努力を注いできた。そして合宿を一番楽しんだのもほかでもないこの俺だと自負する。今回の記事では、そんな佐渡合宿を詳しく詳しく追っていく。ブログ開闢以来の超長文だ、楽しみにしておけ!(笑)











生研の合宿で、佐渡に行ってきた。…簡単に書いたが、この合宿の背景にはとんでもない苦労があったし、その見返りとしては十分なほどの価値があった。それを見ていただこう。

4月~7月(-100日目~-1日目ごろ)
今年も夏合宿の企画の時期がやってきた。ただ、恒例の合宿を計画するぐらいなら海屋を連れて合宿を離反するつもりだった。そこで、俺は海屋が楽しめる合宿を作るために、以下のような血の滲むような道を辿ってきた。詳細は割愛するが…明らかに、この3カ月で俺は生研内での立場を悪くしてるぜ(笑) でもこれも生研の半分弱を占める海屋のため!急進的海屋なおかつ反骨精神の塊である俺は、何としてでも、ベストシーズンに海に行かなければ気が済まないのである。
そして俺は佐渡の海での計画を練る。まずダイビング。佐渡はコブダイ(後述)が有名だ、ぜひ日本海側での潜水も経験したいしね。同時に釣りやシュノーケリングの計画も立てる。ついでに、心強い海屋の“相棒”を今回の合宿に呼んだ。同じクラスで、海に関する知識は俺に匹敵するバンビである。バンビが杉下右京(頭脳派)なら、俺が亀山薫(体力派&バカ)といったところか。ただし、ドラマの“相棒”と違うのは、俺(亀山担当)の方が影響力が強いという点である(笑)
そんな風にして準備を終え、あとは順調に佐渡合宿を迎える… は ず だ っ た 。

8月3日(0日目) 
合宿0日目というのは、夜に出発する合宿の出発日である。この日の夜に、俺たちは夜行快速ムーンライトえちごで出発予定だった。
しかし、前々日あたりから暗雲が立ち込めはじめ、当日、その懸念が現実のものとなった。ムーンライトえちご、運休。合宿初日より、大変なアクシデントである。で、洋からの要請が入ったので、JTBに立ち寄って時刻表検索を必死でかける羽目になった。時刻表検索をかけ、洋に計画の暫定案を渡した。初日から疲れてもアレだからあんまり朝早くしすぎるなよ、と釘を刺した…ハズだった。
夜に洋からメールが来て、プランを見て唖然とする。出発早っ!!結局出発が早すぎる問題は修正されてないやんけ!やれやれ、明日は4時おきだ。

8月4日(1日目) 
朝4時。無事起きられた。…これでも、開成の運動会で始発出勤していた人間である。
新宿駅には集合の5分前についた。全員揃っている…と思いきや、一人だけまだ来てなかった。会 長 が 。おい!

さて、ここから12時間の長旅が始まるのだ!もはや初日は鉄研か旅行部であるw まあ、旅の様子は割愛。
佐渡汽船のカーフェリーに無事乗り込んだ。デッキの外はカモメの乱舞!…種類は鳥屋じゃないから知らない。新潟港を出港しても、しばらくはカモメが並走してくる。写真家として、自慢のカメラでカモメを撮りまくった。
しかし、空中で滑空し静止したと思ったら、不意に横に揺れたり高度を下げたりと、中々にめまぐるしい。ポケモンのアニメのキャモメの動きが実によく描かれていると分かる。
そのころには1年の皆さんがデッキに出てきていたので、声をかける。「よう!趣味に生きる諸君!」…これは高校時代の数学の恩師の受け売りなのだが、どこで使ってもそれなりの反応が期待できる名台詞である。…ああ、その自慢をしたかっただけです(笑)
出航して2時間がたったころ、ついに佐渡が見えてきた。向かって左が大佐渡山地、左が小佐渡山地というらしい。…まあ海屋にはどっちも縁がないだろう(笑)

キャンプ場に我々の大量の荷物を運ぶため、再び2班に分ける。我々は先に飯を食い、キャンプ場に向かってテントを立てる隊だ。飯を食ってキャンプ場に向かうと…真っ暗なくねり道が続く。さすがに国頭村キャンプ場には及ばないものの、どれだけ登るんだ…。キャンプ場についても、駐車場の周囲しか見えない。ここはダムの近くらしいが、もちろんダム湖も見えない。不用意に動いてダムに落っこったら大変だ、今日は芝生と駐車場以外は歩かないことにしよう…。ただ、真っ暗が悪いことではない。見上げれば、満天の星空!
で、佐伯をテントに引き込んで、蚊取り線香を焚いて寝た。ちなみに、うちのテントではこれから先、蚊取り線香が絶え間なく焚かれていた。事実うちのテントでは蚊に悩まされることは一切なし。キンチョーの夏、日本の夏!蚊取り線香の力、恐るべし…(笑)

8月5日(2日目)
さあ、佐渡で最初の朝が来た。…おっと、そんな悠長に構えてはいられない!この日はいきなりのダイビングなのだ!機材をメッシュバッグに詰めて準備完了!…万全の態勢で8時のお迎えを待つ。…あれ?来ない。20分たったころ、漸くお迎えが登場。話によると、このキャンプ場に来るまでに道を間違えてダムの周りを一周してしまったのだとか。
とにかく、送迎のバスに乗り込んだ。今回お世話になるのはフリーウェイというダイビングショップである。今回の我々の隊は4人のようだ。そして我々一行は北へ向かい、大佐渡の沿岸を目指した。「北小浦ダイビングセンター」というらしく、いくつか立っていた幟には“コブダイの里”とある。そうか!ここが佐渡でのコブダイの名所なのか!既にテンションが上がってきていた。
※コブダイは、ベラの仲間の魚である。ただしそのサイズは馬鹿でかく、老成した雄は1mを超える。佐渡のダイビングの一大名物。

北小浦漁港から小舟に乗り込んだ。ポイントまでわずか5分だったので何の問題もなかった。(…あのポイントま荒波40分の石垣島め(笑))
ポイント名は「漁礁」といった。小舟なので、待望のバックロール!エントリーして海底を見たら、いきなり底が見えない。一本目からかなり深いポイントのようだ。
潜行すると、海底が見えてきた。すでに10mを超えている。砂地の海底に着くと、ダイコン(ダイブ・コンピューター)の水深は14mを指していた。いきなり深い海底である。そして水温が冷たい。まあとにかく、魚を撮影しよう…あれ!?防水レンズ曇ってるじゃん!この時は外気は34℃もあったのに、水底の海水温は19℃。気温差ざっと15℃なので、乾燥剤を入れても追いつかずにレンズが曇るのだ。
とにかく、曇りレンズで撮影しながら進んだ。まず、砂地でキュウセンやハゼを発見。漁礁に入ると様々な魚が散見されたが、ガイドがいなければ見逃してしまいそうだったのがオニオコゼ。さらに、海底の海藻の中にはハナタツ(タツノオトシゴ)を発見!曇っていたにもかかわらず、このちっこい魚だけきれいに写せたのは、日ごろの行いがいいからだろう(笑)
そうこうしていたら、ついに目の前に雄のコブダイが悠然と登場!このコブダイは漁礁ポイントに住み着いており、頬にヤクザもんのような傷のある“人相の悪い”雄だそうだ。初の水中での生コブダイにテンションが急上昇し、写真を撮りまくる。雄のコブダイの迫力は凄い!

北小浦港に戻ってきて、2本目まで休憩となった。2本目のポイントは「赤岩」だそうだ。聞いた瞬間テンションが上がった!!赤岩は、映画「オーシャンズ」や「ダーウィンが来た!」のロケ地にもなったコブダイの名所で、“弁慶”というコブダイが根(海中の岩のこと)を支配しているポイントなのだ!しかもガイドさんによると根に住み着く雄たちの勢力図にちょうど変化が出ているらしい。コブダイが複数見られるにとどまらず、そんな様子まで見られるとは!

テンションが上がったまま同じ小舟に乗って沖に出て、ポイントについた。バックロールで再びドーン!とエントリー…あ!あれは…!ミズクラゲだっ!…珍しくはないクラゲだが、水中で会うとテンションが上がる。まず1枚、角度変えて数枚、水面をあおって数枚!クラゲの撮影は楽しいぜ!…あれ?ガイドを含め、全員において行かれた!(←バカw)
まあ、何のことはなく追いつき、ダイビング開始!…あ!コブダイだ!いきなりの主役登場である。すっかり人に慣れているのか、律儀にもお出迎えに来てくれるのだ!コブダイに別れを告げ、海底まで潜る。たどり着いた。ダイコンを見ると…23m!我が人生の最大深度を更新である。しかも水温は17度、気温の半分である!
岩に沿って、砂地を進む。ガイド氏と一行のダイバーが集まっている。良く見ると…縞々の塊が転がっていた。即座にピンとくる。これは…ハナガサクラゲだっっ!!!!!ハナガサクラゲは、縞々のカサの全体から紫と黄緑の触手が生え、さながら花笠のように艶やかなクラゲだ。こいつは、俺(クラゲさん)の2番目に好きなクラゲなのだ!しかも夜行性で、普段は深いところにいるので、お目にかかることすら中々できないレア種である。そんな奴にここで出会えるとは…よほど俺が深く潜っているということだな(笑) 再びテンションが垂直に上昇!ハナガサちゃんとの出会いに乾杯!
その後も根の周りを進み、カブトクラゲ、ミノウミウシ、マダコ・ハナギンチャク類、ウミカラマツやオオウミウチワ、さらにウミシダなどを撮影。正に無脊椎パラダイスだ!
この根には老成した雄のコブダイが3匹おり、縄張りの勢力による順位付けがある。今、3番の雄が1番の雄の縄張りの根の上に居座っているらしいのだ。根の上に出ると、我々の周りを2匹のコブダイがうろつき始める。1番と3番の雄である。しかも勢力争いに夢中なのか、我々には目もくれないので絶好の撮影チャンスである!満足して浮上。

2回の非常に充実したダイビングを終え、皆でダイバー御用達らしい食堂に向かう。出された飯はキャンプの皆に申し訳ないほど豪勢だった。アジの南蛮漬けを筆頭に、ブリとアジの刺身、煮物、茎ワカメ、いごねり(佐渡名物)、ナガモの味噌汁に銀飯。まさに健康食である、これ食ったら長生きできるのではなかろうか。
そしてログ付けをする。…それにしても、今回のダイビングではこんなに無脊椎動物が見られたのか!まさに俺のためのダイビングだった。精算をして、今回のダイビングは全部終了!フリーウェイさんありがとうございました!

キャンプ場まで戻ってきた。時間は何と4時過ぎ。調達しておいたあんパンを分け合い、おやつ代わりにして温泉へ。結局夕食のカレーにも無事にありつけた。俺が夕飯時の報告の時に「わりい、俺だけ活躍しちまってw 今日だけで3日分の活動をしてきたよ、もう帰ってもいいぐらいだ!ガハハハw」と言い放ってコブダイの成果をべらべらしゃべったのは記憶にあるだろう。とにかく、主にコブダイとハナガサクラゲ、そのほかの深場の生物を含めると、今日のダイビングは3日分の価値のある活動だった。

8月6日(3日目)
6時半ごろ起床。
この日の朝飯は豪勢で、「○○丼」が6種類も!牛丼、豚丼、親子丼、中華丼、ビビンバ丼、麻婆丼というラインナップである。俺は迷わず中華丼にがっつく。なぜかって?中華丼は俺が春合宿でカラスのせいで食い損ねた“因縁の相手”だからだ!

この日は釣りをする予定だったのだが、希望者が7人。さすがに定員6名の車には入らない。そこでカーネル班に2人送ってもらう。そして両津港の倉庫裏の様な所でフィッシング開始!
よし、ついに俺の自慢の釣り具が火を噴く時が来た!2mと4mのカーボンロッド(ただし4mはもらい物(笑))に回転の爽快なリールを唸らせ、仕掛けを装着し、早速キャスト!
釣れん…。
隣ではヒイラギが連続でヒットしだしているのに、俺の竿には何もかからない。俺は針にオキアミをつけたり、サビキ仕掛けを使ったりしていたが、1年連中は青イソメを使っているようだ。結局この日の俺の釣果は俺の頭に等しいかったと言えるだろう(注;釣り用語で、釣れないことを“ボウズ”といいます(笑))。ただ、1年が非常に快調に釣り上げ、全体では大漁だった。まあ、殆どが食う場所の少ない“猫またぎ”ヒイラギだったが、一匹だけ、食味最高なシロギスもゲット!

キャンプ場に帰り、山屋連中が帰る前に温泉に行ってしまうことにした。帰ってきたら、例のヒイラギ他を捌く時間だ。ぬめりが強いので、塩でぬめりを洗い落とさねばならない。ヒイラギの表面を塩で擦っていると…グサッ!やられた…。ヒイラギが“柊”たる所以は、ヒイラギの葉のように鰭の棘が鋭いのが理由である。ということで、めでたくクラゲさんは戦闘不能になった(笑)…まあ、プラス思考でいえば、身を挺してヒイラギのぬめりの取り方を後輩に教えたと言えるだろう。今度は俺は捌き場に立ち、ヒイラギ他を裁くことに。ヒイラギは骨が硬く、魚の両面の上下から4枚の薄い身を取らざるを得ないのだ。金鍋が余ったのでそこで唐揚げを作ることにした。出来上がった代物は…まあそれなりの味であった。自分で捕まえた生物を殺していただくのだからこんなワイルドな楽しみはないぜ!
ちなみに、この日、カーネル・クーネイ班が変なものを拾ってきたらしい。なんと、タカの遺骸だそうだ!…なんてもん拾ってんだよw そして飯の準備中だというのに、その 炊 事 場 の横 で 数人がタカを捌いていた。カーネルがタカの羽を頭に着けて調子に乗ってたので、何枚も撮った挙句に原住民のように躍らせてみた。あまりの大根役者っぷりに辺りは大失笑大爆笑だったw

8月7日(4日目)
朝飯はパスタだった。洋の趣向なのか知らんけど、パスタソースのバリエーションが豊富である。何?和風キノコにアサリコンソメ、ミートソース2種、ナストマト、さらにナポリタン?また朝から何食うか迷うな…。

この日はバンビの提案で、佐渡の西海岸の方へ。「千畳敷」というポイントである。巨大な磯があり、その先の海は青く澄んでいた。奴によると、内側が深いらしい。まあ、深くともウエットスーツを持つ俺には関係ない!
とりあえず、シュノーケリングのフル装備でさっきの青く澄んだポイントに出てみた…やはり深い、7~8mといったところか。岩肌には多数の無脊椎動物がついていた。昨日はよく釣れてウザかったクサフグの子も水中で見るとかわいいものだ。
磯の岩場を回り、様々な無脊椎動物を見たが、マンネリ化してきて飽きたので沖に出てみることにした。沖には沖の根のような岩場があるので、流されてもそこに流れ着くので安全だろう。…深い!全体的に10m近くの深さはあるだろうか!…シュノーケリングなのでさすがに海底の生物は見られないが…。回遊魚やイワシのような魚を見つつ沖合をひたすら泳いでいると…見覚えのある半透明の構造物が。これは…アンドンクラゲじゃないか!?…刺されるとやばいので、周りを気にしつつ(アンドンクラゲは群れを成すことが多い)、クラゲの方を見ながらそそくさと泳ぎ去った。
対岸の大岩の表面には、さっきの磯とは違う生物相が見られた。無脊椎ではミズクラゲをはじめ、タテジマ・オヨギイソギンチャクにアオウミウシに、ケヤリに、ムラサキウニなど。魚類でも数種のハゼやギンポ、きれいな緑色のカジカの仲間が見られた。磯の水面下たった30cmに、素晴らしい水中世界があるのだ!さすが、佐渡の豊かな海である。
帰る時間を迎えた。他の面々の話を聞くと、ボルさんは磯採集、釣りバカども(笑)は岩の上で釣りをしていたらしい。まあ、根掛かりばかりでめぼしい釣果はなかったみたいだが…。そして、奴らは沖の方を見て、「あんなとこでシュノーケリングやってる奴がいるよ!(推測されるホンネ;バカじゃねーのアイツwww)」とか盛り上がっていたようだ。その時間、俺はちょうど上記のように、無駄に沖に出て回遊魚やアンドンクラゲを探しつつ入り江の対岸を目指していた。つまり、その“奴”はまさしく俺である!随分な笑い話だw
 
最終夜なので夜は飲み会のはずだ。今日はどこまでクーネイが暴走するかと楽しみにしつつ危惧しつつ、夕飯づくりに取り掛かった。今日は野菜炒めだ。このキャンプ、不思議なほど野菜が取れるのでよくある野菜不足にはならない。というか、むしろタンパク質が不足しないかと気になるほどだ(笑)
飯の場で明日のムーンライトの運航が絶望的だと知らされる。同時に、俺も現地人に聞いた耳よりな情報を伝える。翌日、両津港で花火大会があるのだ!1日佐渡に足止めくらう分、いいものが見られるぞ!
さて、お待ちかね、飲み会である。炊事場の机の上には、ご酒とコーラとお茶とスポーツドリンクが並べられた。下戸は下戸らしくソフトドリンクをいただくことにしよう。乾杯時、洋がこういった!「どうも明後日はクラゲさんの誕生日だそうでぇ~おめでとうございますぅ~」…どうもありがとね。でも誕生日の言い方で場のテンション下げるなよw 
そうこうするうちに、案の定酔っぱらってきたあの男が!…あれ?今日は控えめだな。ははーん、女子の下クラがいるからかw でもやるべきことはしっかりやっていた。やっぱり被害に会いやすいのはカーネルとkgbなのねw で、そのあとは俺が振るまでもなく、台が目がギラギラする奴らの餌食になっていた。俺は話も尽きたので寝た。酒飲みどもがいつ寝たかは知らん。

8月8日(5日目)
はい。結局、ムーンライトは運休!
そういうわけで、この日も朝飯は自炊できる。今日もまたルゥのバリエーションは豊富であり、カレー・ハヤシライス・シチューである。てか、シチューって飯にかけるものじゃないだろw この日はさすがにルゥをかける量は自重した。で、朝は帰るカーネルとバンビを見送った。

2日目に3日分の活動したし、もう佐渡の海をすべて吸い尽くしたので、この日は観光に充てることに。最初に佐渡トキ保護センターに向かった。貴重な鳥を見られる割にあの値段はお値打ちではないですかね?
そしていよいよ金山である。若干分かりにくい金山の入り口でコースを選ぶ。とりあえずおすすめされている江戸時代の金脈のコースを選んでみた。中に入ると…寒っ!坑道内は10度前後に保たれているらしい。そんな坑道内を進んでいくと、何やら蠢いている。あれは人形である。作業しているようにうまく作りこまれているのだ。
その先の博物館の名物は、“金塊取り”である。ケースの中の12.5キロの純金塊を、ケースの穴から取り出せたら景品がもらえる。…いや、景品って、純金塊じゃないよw 俺は指の力もそれなりにあるので、指でてこの原理でつまみ上げることにしたのだが…痛っ!ヒイラギの戦傷が圧迫されて持ち上がらん!チッ、もう少しだったのにな。

そして夜、祭りでにぎわう両津港周辺に、生研合宿メンバー(除・カーネル・バンビ)が揃った。最後の夜は、華やかに堪能だ!ということで、見るからに高級そうな海鮮料理屋へ。なになに?漁師丼だと!すごいものがあるじゃねえか!1500円でも、迷わず注文する。俺の持論は、“旅先で食い物に糸目をつける奴は馬鹿だ”である。持ってこられた漁師丼はマグロ・サケ・イカ・タコ・ブリ・アマエビ・イクラ・サザエ・卵が入っており、豪勢である。しかもこの店は、味噌汁がおかわりし放題である。この日はエビとカニ・アラと大根の味噌汁だった。備え付けのアオサを山ほど入れ、カニとエビ(ただしどっちも身はえらく少ない場所)もたっぷりだ。こっちも旨いので3杯いただく。
で、いよいよ花火大会。しかしよく考えてみれば、船橋で(節電のため)中止になった花火を、たまたまムーンライトが運休したために佐渡で見られたわけである。ここの花火は玉がでかい!3尺玉が2発あるから、相応に金かかってんだろうなあ。そんなことを考えながら、佐渡の最後を、華やかに堪能したわけである。
今度こそ最後の夜なので、会話も弾む。炊事場にて下クラ陣に生研の裏話をするとともに、下クラの笑い話をいろいろ聞き出す。こういう話ができるのも合宿だよね!…ちなみに、もう一人の上クラピーマンは、ベンチで眠りこけてました。そのせいで俺が会計作業やる羽目に。えらい貧乏くじひかせやがってこの野郎(怒)

8月9日(6日目)
最初に言っておこう、この日は俺の誕生日だ!
こんな生研のドタバタ合宿も、無事最終日を迎えたようだ。朝早くから出発なので、パンをつまみつつテントを片付ける。
フェリーターミナルで土産を買う暇もなく、あわただしくフェリーに乗り込む我々。…あ、でも、若干1名、地酒買って満面の笑みの奴がいた(笑)
いよいよ出航だ。カモメを撮っている間に、佐渡は海と空の向こうに徐々に消えていった。
ありがとう、佐渡!
そして俺は例のごとく船を探索する。我ながら相変わらず落ち着きのない奴である。執行部どもに付き合うのも飽きたので、デッキに出て後輩と生研の経営の話をしつつ、俺の帝王学を語っておいた。…それにしても、下の学年はうちの代と違って人材が豊富だ、これは下の学年も楽しくなると思うぜ!あとは俺みたいに反骨精神の塊が一人いれば完璧なのだがな。

ついに本土に戻ってきた。バスで新潟駅に向かい、電車を待つ。相変わらず我々の荷物が新潟駅の一角を占領していた(笑) 俺はここで夕飯用の駅弁を購入。
越後湯沢までは無事に来たのだが…。ふと電光掲示板を見て、俺の背筋は凍った。
「水上行き普通電車は30分ほど遅延して運行しております。」…え゛ーーっっ!!!
これ、俺らの様な鉄道旅の人間には死を宣告されたに等しい重大な知らせである。これで接続が切れれば次の電車は2時間後なのだ。
そこで、鉄道旅の達人である俺が乾坤一擲のプランを立ち上げる。新幹線を高崎までチョイ乗りで使い、そこから鈍行で帰ろうというのだ!いろいろもめた挙句、台とボルさんが乗ってくれたので3人で先帰ることに。得てして、洋と俺らは夜の越後湯沢で別れることとなった。洋、ホンマにお疲れ!
そして、新宿で合宿は終わりを告げたのだった。

とにかく、佐渡合宿は本当に最高だったぜ!

俺は生物学オリンピックの日本代表の應援團長だ。もちろん非公式だが(笑) で、團長ってのは、團員をよく知らねばならないし、團員との交流を大事にしなければならない。また、もちろん応援される競技者とも、オリンピックが終われば仲間になるのだ。…と意味不明な論理を振りかざしつつ、俺は1年間團長として精一杯の仕事をし、それ以上に目一杯楽しんできたと思う。ここでは、俺の日本代表非公式應援團長としての日々を振り返る。











俺は、生物学オリンピックのOB会においてゆるぎない立場を持っている。
それが、日本代表非公式應援團長である。
…非公式のどこがゆるぎないの?と思った野郎、甘い!この立場についたことのある人間は生物五輪開闢以来俺しかいないのだ!(笑)
こんな感じで元補欠なのに今じゃOBの誰よりも目立ってるわけだ。


で、俺の去年の秋からこの夏までの團長としての仕事を面白おかしく振り返ろうと思う。1年の総決算である。


<台湾大会日本代表陣に接触>

去年の夏である。
生物チャレンジ(2010)が再びつくばに舞い戻った。
例のごとく、生物チャレンジの話はチャットで情報屋マロンとひさこめを通じて聞き出していた。
…透明標本!?…最終夜パーティ!?
明らかに、俺たちの年(2008)よりグレードが上がってるw 俺らの年は最終夜炉端焼き(通称;バーベキュー)だったし。まああれも具材が生焼けとか、掘立小屋だったりとかなかなかエキゾチックな経験だったけどねw

で、順位を見てまた唖然とする。
…これ、今度は代表陣が前年の1次試験の点数で算出されてるよね…。
そうなのである。俺が高3の時まで、前の国際大会の代表陣は実験試験が多少悪くても不可解なほど順位がよかった。俺はこれをいぶかしく思い、“代表陣は一次試験100点換算なのではないか?”と勘ぐってみたのである。そうしたら得点換算が変わったみたいだが、今度は代表陣がかわいそうなことに…。マロンとかりんごとか、あの順位が俺のせいだったら大変すまぬw
ここで提案しても仕方ないが、一番いい解決策は“その年の一次試験の最高得点を代表陣に与える”である。これが採用されたら一番フェアだと思うのだが…。

まあ、この年の代表陣にも期待が持てると思い、また楽しみになる。もちろん顔を売るためであるが。


そして時は過ぎ、2010年の年末である。
今年から再び制度が変わり、“代表候補合宿”なるものが行われるようだ。代表選抜試験は3月だが、その前に代表候補15人が合宿するというのだ。しかも場所は東大駒場
こ れ は 乱 入 す る し か な い ! (笑)

ということで、その情報を再びマロンから聞き出し、当日は駒場で待ち伏せることに。…てか、この時はまだマロンは生物の候補にもいたんだったなw
食堂で何の気なしに構造科学の勉強をしているふりをして、チームリーダーを捕まえて「あれ?まさか、ここで強化合宿やってるんですか?」と白々しく聞く。…ということで、さっそく乱入成功。生物用語でこれを“コンタミ”という(笑)
そして閉会式でいきなりエールをやらしてもらった。
「お前らは、15人の仲間だ!その中で代表6人を!…いや、代表は4人かwいや、俺が補欠だったから、つい代表が6人だったと思っちまうんだよね。図々しいから(笑) エヘン…代表4人!そして補欠2人を選ぶんだ!みんなの力を送り出すと考えろ! がんばれ!日本代表の卵たち!」
だったかな?非常にいい加減なエールだが、皆さんの心には強烈にのこっただろう(笑)
ちなみに、ここで初めてのだな他に会った。
ああ、あとひさこめがバンビと夢の再開(笑)をしていた。俺は傲慢にも、バンビまでその会場に連れて行ったのであるw


ここからまたしばらく時間が開いたが、代表陣が決定した。メンツを見てまた唖然とする。
メンツが男子校(女子が補欠ののだなしかいない)、しかも全員高3。
どうも俺は次の大会につなげるために“高2枠”みたいなものがあって、毎年1人は高3じゃない人を入れているのだと思っていた。ところが、実態は全然そうではなく、毎年高3を打ち破る屈強な高2がいたということらしいのだ。俺の相方とか、ポケモン班2代目、3代目(噂のマロン)、更にみかみんとか。…毎年、とんでもないメンツがいるもんだな、と確信。
あと、ついにみかみんが2年目のジンクスを久々に打ち破った。
…という感じで、いろいろおもしろい代表陣構成だと思ったぜw


で、今度は6月に代表陣の合宿にも乱入してきた。どれだけ懲りねえんだよw
しゃーねえじゃん、駒場でやってたんだから(笑)
ちなみに、15号館の入り口に
「←生物学オリンピック 代表合宿」
みたいな張り紙があるとおきしーが教えてくれたんだが、これが役に立ったのは 俺 が 教 室 を 見 つ け た と き だ け だったらしい。代表陣は集団行動なんだからもちろん案内がある。なんという無駄な張り紙w
自分で金出すといいつつ、またチームリーダーにイタトマで昼飯をおごってもらう。ゴチになります!その代わり、大学生活をみんなに紹介しておいた。生物教えられないからこれが俺ができる数少ない仕事だしね!
しかも、終わるタイミングを見計らって6人を生研の部室に連れて行き、部誌を配って勧誘しておいた。“東大受かったら入ってね!”って。我ながらちゃっかり者である(笑)
余談だが、最近生研に生物五輪関係者がどんどん来てくれている。ほとんどは俺が誘ったものである。いつか俺ファミリーができてしまいそうだw まあ、今年の代表陣+マロンは生研をよろしくね!(←ここでも勧誘すんのかよw)

震災の影響で、この年は科学技術館での最終合宿OB会がなかった。
よって、OBの集合&自己紹介は壮行会の時となった。


<生物五輪台湾大会>

7月9日、台湾大会の壮行会が行われた。もちろん、團長は應援のために出席義務である。…というか、毎度毎度の通りいそいそと出かけて行った(笑)
場所は科学技術館。いつも通り非常に早くついた。
今回はOBのメンツもそれなりにおり、OB会の持ち時間は10分なので応援ができるか心配になった。そのため、司会の粘菌野郎と掛け合ってその時間はしっかり作ってもらうことにした。

急きょ会場変更が行われたり、松田先生の鞄に大量に団扇を詰めたりしてドタバタしながら壮行会が開幕。
お茶大の学長や文部省のお偉いさんの(少なくともOB陣よりは)ありがたーいお話を拝聴しつつ、許可が出るとともにOB陣は食事にがっつく。(←これが目的(笑))
で、飯食いつつ、飯食いつつ、代表陣と会食しつつ、飯食いつつ、飯食いつつ、お偉いさんと会食しつつ、飯食いつつしてたらOB陣の持ち時間になった。いつもこんな調子である。

OB陣の段取りはだいたい決まっている。
まず4人に日本代表の認定証とグッズが渡され、OB陣が自己紹介をし、最後に應援團長のありがたーい応援で締めるという流れだ。この流れの不動の位置にはり付いているあたり俺も代表OBのなかで地位を築いたものだ(笑)
で、OB陣の自己紹介の中では、大会紹介が行われるのだが…
「何処どこの女の子がかわいい」「いや、何処どこのもいいぞ」「羽目はずしちまえ!」「睡眠の質が重要ですから寝具には細心の注意を」etc
そして、俺の出番となった。司会が粘菌野郎なので茶番を仕込みつつ、始めた。
俺「えー、今話聞いてると、この人たちは国際大会でいったい何をしてきたんだと思うんですけどね」
(一同爆笑)
俺「まず、一緒にやるとスベるので、先生方のご健闘を先にお祈り申し上げております!」
(一同拍手)
俺「それでは始めます。…去年!マロンの快進撃の陰に隠れて、日本男児がかすんだな!なあ、粘菌!」
粘菌野郎「…はあ」
俺「今年は!日本男児が4人そろっている!目がギラギラ輝いてる!日本男児のパワー、世界に見せつけてこいよ!(振りをやって)日本代表の!健闘を祈る!日本代表非公式應援團長!頑張ってこいっ! 日 本 代 表 ~ っ !」
だったかな。今年も新たな応援を試してみた。マロンの名前勝手に使ってすまん(笑)
とにかく、この応援を神にも等しい先生方の前で平気でやるんだから俺の無神経さも相当なもんである。でもこれ、意外に先生方には好評なのですよw

まあ、そんな感じで時間は過ぎ、代表陣を送り出す時間になった。あわただしく準備をし、のこった食事を俺他数人で片づけ(食い意地のはった奴w)、バスに乗り込んだ連中にメガホンで叫んだ。
頑張ってこいよーっ!

で、結果はご存じだろう。とんでもない結果が来たものだ。
過去最高成績、金3銀1。
EZニュースのトップやミクシイニュースにも出るとんでもない成果である。よくやった!
と同時に、俺が応援を始めてから日本代表が金メダルを逃したことがないのだ!俺の神通力も大したもんでしょ?(←厚かましすぎw)


<日本代表陣と遊ぶ>

俺の真骨頂はここである。大会が終わった後は、もはや同期のように混ざることができるのがある意味俺の才能である(実際は単に精神年齢が奴らと変わらないからw)
今回は3回も代表陣や若いOB陣に混じって遊んできた。

チャットで呼ばれたので上野の科博の恐竜展に皆で行った。みかみんが化石マニアだしねw
詳細は割愛するけど、俺は単独行動ばっかしてたw
あと、常設展ではいつも通り“地球の部屋”を案内した。愛・地球博でも見て、かはくでも何度も見ているのでもうどこに陣取ればいいのか分かっているのである。
てか、代表の兄ちゃんに知られてるとか俺どんだけ有名なんだよw(実際は台のクラスのシケ長だった。世間は狭い(笑))

で、そのあとサイゼリヤで軽食をとり、俺の悪ノリで数人をカラオケに連行した。こんなとこでもカラオケ班かよw
来たメンツは俺・りんご・みかみん・のだな見事に4世代そろったw ちなみに、粘菌野郎は俺同様試験前にもかかわらず来たのに、ここで帰りやがった(笑)
俺はいつもの通りコブクロを主に歌った。そんなことより、みかみんが面白すぎた。そっか、あいつメタラーだったww
そして最後は俺が“ポケモン言えるかな?BW”の1.5倍速で締めた。他の人はもちろんほとんどのポケモンを知らなかったが、かなりウケが取れたぜw
今度もまた、カオスジャパンとか今年の台湾大会代表とかとカラオケ行きたいもんだ!

で、さすがに動物科学のために撤退したけど、残りの3人はさらに遅くまで喋ってたらしい。元気だなw

その翌日、動物科学の試験からのまっさんとのカラオケからの生物代表陣との会食である。
みかみんの新幹線が出るまでの2時間ほど、ガストでまた喋り会である。
しかもメンツが昨日と全く同じw
ただし、この日は俺らにしかできない、それなりの有意義な情報を与えてあげた。そう、受験対策である。しかし落とし穴があり、数学が超絶ダメなこの師弟(俺と粘菌野郎)は数学のアドバイスはできないのであるw まあそこは数学が得意なりんごが補ってくれましたと。
この俺・粘菌・りんごの3人はしょっちゅう現役に混じりに来る厚かましいOB3人集である(笑)

ちなみに、ここでこの日の動物科学や去年の生命科学の問題を見せたら笑いが起こる。「俺たち、東大で生物を取る必要あるんですか?(笑)」
そうだよねえ、とる必要ないよねえ。教養の生物なんてそんなもんなんだよ(涙)…ああでも生命科学は取らなきゃだめだよ! 必 修 だ か ら ! ! (笑)
まあ他愛もない話も多かったので詳細は割愛するが、面白かったよw

で、みかみんを新幹線まで送った後、県船の子と船橋まで帰ってきた。電車の中でひたすら語ってた気がする。まあ、例のカモ(県船の先輩で、初めての金メダリスト@つくば大会)の話とかね。しかし、俺も金メダリスト相手に大分語れるんだからあの協会でもそれなりの人間にはなったのだろう。恐れ多い話だw

それから4日後。
物性化学の勉強をしていたらいきなりマロンからメールが。
…今東京か。何も珍しくない話だ…え゛!?今度は何の用だ?もう表敬訪問終わってるよな?
まあ、俺は暇だったので二つ返事で誘いに乗ることに。

俺はいつも通り最初についた。お茶の水でメンツを待つ。…あら、この前の博物館にいなかったひさこめではありませんか!(その時は塾だったらしい。東大特進に行ってるってから、俺の後輩かw)
で、待ってたらのだなとマロンとりんごがそろった。…こいつらが生物五輪のにぎやか3人集である。うちの世代でうるさいのはぶっちぎりで俺なのだが、そのあとの世代は見事ににぎやかなポストを女子陣が占めている
考えたら、俺はこの3人がそろい踏みするのを見るのは初めてだった。3人寄ると、俺ですら入れない世界が形成されるようである。“女3人寄ると姦しい”とはこの人たちを見た人が考えた言葉なのではないか?…いや、褒め言葉だよw
ちなみに、どうもマロンは高校の部の合宿に“人数合わせ”で来たらしいね。…金銀メダリストを人数合わせで使う部活もあるイミすごいw まあ、金銀メダリストをポケモン班メンバーとしてこき使ってる俺が言えた義理じゃねーやw

で、なんか高級そうな店に入ってお茶をすることに。
テンションに圧倒されつつも、時々ネタを振って(笑)を取りつつ楽しい2時間を過ごさせてもらった。化学の話も聞けたしね。ちなみに、うちの物性化学のテキストはメダリスト曰く「それなりのことをやっている」のだそう。なんだ、うちの化学はそれなりのレベルなんだな、生物も見習ってもらいたい。

そんな感じで試験前なのに2時間喋っちまったよw お誘いありがとう!
…ちなみに、マロンは「東京近郊に住んでる暇そうな人」に連絡を入れたらしい。俺ってそんなに暇そうに見えるのだろうかw ああ、いいんですよ。
特命係は暇ですから!(笑)
で、東京駅で別れたのである。皆、受験頑張れよ!

最後に、マロンを連れて東京駅を疾走してる時に思ったこと。
東京駅と京都駅を縦横無尽に走れるようになれば、鉄道旅なんて何も怖くない。
…以上(笑)



こんな感じで、非常に生物関係だけでも濃密な1年だったと思う。
来年もまた情報屋雇ってコンタミしに行こうっとw 誰か一緒に来る?

んじゃ、生研の合宿行ってくるよ!今度はその更新かな?

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